驚く程すぐ決まるPTA役員の決め方

こどもが学校に入るとPTAという組織に加入することになります。
本当ならば、加入しますか?しませんか?としなければおかしいと思いますが、公立高校に入学したら、加入することが前提となっているように感じました。(小学校や中学校も同じです。今回は高校での話。)
強制参加ではないかもしれないけど、直接先生に言わない限り、加入しませんの意思を伝えるすべがないから。

入学式の後にPTA入会式というのがあり、各クラスに行っても、親(保護者)だけ残って役員決めというのがありました。
入学式のプログラムには書かれていません。書くと式だけ出て帰ってしまう人がいるからかもしれません。

だいたいの親(保護者)は仕事で忙しくても、何か特別な用事がない限り、入学式くらいは出席しますから、一番いいタイミングですね。

クラスから2名、役員を決めると担任の先生が言っていました。
決まるまで帰れないというのです。ちょっと怖いですね。

その決め方が、いままで見たことのない独特のやり方だったのでシェアしてみたいと思います。

やってくれそうな親(保護者)の名前を、ほかの親(保護者)たちの前で先生が言うのです。
※その前に、PTA役員になった場合の、参加予定の行事を説明します。
強制参加ではないし、出られるのだけ出てもらえばいいです、という感じです。

推薦する名前を挙げたのは、誰だか分かりません。
誰に聞いたかは具体的には言わないわけです。
現PTAの誰かだとは思いますが。
おそらく、その人の知り合いとかでしょうね。

役員は、みんなやりたくないし憂鬱なイメージがあるけれど、実は自分から言わないだけでやりたいと思っている人はいるのでは?と個人的には疑っています。
いきなり、自分からやる!と手をあげるのは、やる気満々なのが恥ずかしいとか、遠慮したり人目を気にすることが多い日本人ですので、やりたくても言わないのだと思うんです。

そんなときに、名前をあげられたら…ちょっとうれしくないですか?
自薦より他薦、誰かに推薦してもらったのと同じような感覚ですよね。

そこで先生も、名前を呼んだからといって押し付けるようなことはしません。
どうでしょうか?(名前を呼ばれた)この中でやってあげてもいいよ~という方は・・・?
するとどうなったか。
はい、やります~
1名すぐに決まりました。

しばらくして、先生がもう1回一人の名前をあげました。
どうですか?
すると、良いですよ、やりますよ
2名あっさりと決定しました。
先生自身も、何十年も教師をやってきてこんなにすんなり決まったのは初めてだとおっしゃっていました。

PTA役員の方が来ていうよりは、先生を通して言う方がクッションがあって、なぜか嫌な感じもしません。
どうしても決まらない場合は、くじ引きという場合もあると思いますが、当たった人が役員をやりたい人とは限りません。
でも上にあげた方法なら、やりたい人(やってもいいよという人)の中から決まるので、組織的にもスムーズに運営できそうですね。

※当然ですが、念のため。この方法でうまくいかなくても責任は取れません。情報をシェアしただけですので、自己責任でお願いします。

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